HTC Desire に CyanogenMod を入れてみました

HTC Desire をずっと公式ROMをroot化した Android 2.2 で使っていたのですが、CyanogenMod を使ってみようと思い立ちました。

アプリのバックアップ

Titanium Backup を起動して、上のメニューの「バックアップ/リストア」をタップします。

メニューの「バッチ処理」から、「バックアップ:全ユーザーアプリ」を選択して、すべてバックアップします。

システムバックアップ

まずは ROM Manager で現在の ROM のバックアップを取ります。…が、ClockworkMod Recovery が「backing up data...」で止まってしまいます。
ネットに新しい ClockworkMod Recovery を入れれば直るという情報があったのですが、ROM Manager では 2.5.0.7 が最新で、それ以上のバージョンは表示されません。

この辺 から recovery-clockwork-3.0.0.5-bravo.zip をダウロードして、SDカードのルートディレクトリに update.zip として置いておきます。

Desire の電源を切り、ボリューム下ボタンを押しながら電源を入れます。

ボリュームボタンで「RECOVERY」を選択して電源ボタンを押します。

赤い △+! が表示されたらボリューム上ボタンと電源ボタンを押します。

ボリュームボタンで「Apply sdcard:update.zip」を選択して電源ボタンを押すと、ClockworkMod Recovery が実行されます。

ボリュームボタンで「backup and restore」を選択して光学ポインタを押します。次のメニューで「Backup」を押すとバックアップが開始されます。

バックアップが終了したら戻るボタンで前のメニューに戻って「reboot system now」でリブートします。

CyanogenMod のインストール

ROM Manager を起動し、「ROMをダウンロード」→「CyanogenMod」→「CyanogenMod 7.0.3」を選択します。Google Aps を一緒にダウンロードするかというメニューが出てきますが、これをチェックするとエラーになって、うまくいきませんでした。

そのまま放置すると CyanogenMod が起動します。

Google Apps のインストール

このままだと Google Apps が入ってないので、 http://wiki.cyanogenmod.com/index.php?title=Latest_Version/Google_Apps からダウンロードします。Desire の場合は HDPI というのをダウンロードすれば良さそうです。

ダウンロードした gapps-gb-20110613-signed.zip をSDカードに転送します。自分は USB ケーブルで Desire と Ubuntu を繋げてコピーしました。

上の手順で ClockworkMod Recovery を起動し、「install zip from sdcard」を実行します。「choose zip from sdcard」で gapps-gb-20110613-signed.zip を選択すると、Google Apps がインストールされます。

もしかしたら、ROM Manager の「SDカードからROMをインストール」でもうまくインストールできたかもしれません。

アプリのリストア

ATOKをマーケットからインストールしようとしたのですが、なぜかうまくいきませんでした。

Titanium Backup でバックアップしておいたアプリをリストアします。ATOK もちゃんとバックアップが取れていたので、リストアすることができました。

アプリのリストア直後はマーケットのマイアプリのリストに表示されなくてあせったのですが、リブートしたり放置してたらいつの間にか表示されるようになってました。

[追記]

もう一度前の OS に戻して、ATOK を削除したら CyanogenMod でもインストールすることができました。SDカード上に何か情報が残っててダメだったのかもしれません。

フォント入れ替え

漢字が文字によっては中国語フォントになってしまってるので日本語フォントに入れ替えます。

PCとUSBで接続して、ClockworkMod Recovery を起動し、「mounts and storage」→「mount /system」を実行します。

PC側で Android SDK の adb shell を実行します。/system/fonts に DroidSansJapanese.ttf という名前で好きな TrueTypeFont を置けば日本語フォントとして使用されます。今回は /data の下にフォントの実体を置いてシンボリックリンクで見せるようにしてみました。

% adb push VL-PGothic-Regular.ttf /data/DroidSansJapanese.ttf
% adb shell
~ # cd /system/fonts
/system/fonts # ln -s /data/DroidSansJapanese.ttf .
/system/fonts #

これで Desire をリブートして、日本語フォントがちゃんと表示できました。

おわりに

久々に ROM をいじったので緊張しました。しばらくは CyanogenMod を使ってみようと思います。

CyanogenMod だと bmobile U300 使ってもちゃんとアンテナが表示されました。これは良いですね。