Galaxy Nexus についてあれこれ

2010年7月から HTC Desire を使っていたのですが、内部ストレージが小さくて(140MBくらい?)アプリがあまり入れられないのと、戻るボタンが時々効かなくなってきたので Galaxy Nexus を購入しました。

Galaxy Nexus は日本ではあまり売れなかったらしく、そのせいかほぼ新品の端末が3万円程度で入手できます。

保護シートも同時に入手しておいたのですぐにそれを貼りました。

Super Protector (クリスタルクリア)  docomo Galaxy NEXUS SC-04D

Super Protector (クリスタルクリア) docomo Galaxy NEXUS SC-04D

Galaxy Nexus の第一印象は「薄い」「大きい」でした。
HTC Desire とくらべてかなり薄い印象です。ポケットに入れてもかさばりません。
大きさについては、購入前は、この程度であれば片手でも操作できるんではないかと思っていたのですが、実際使ってみるとなかなか厳しかったです。もしかしたら慣れの問題かもしれませんが…。
片手で操作しようとするとかなり不安定な持ち方になってしまい、滑って落としてしまいそうになるので、シリコンケースも購入しました。ケースにも保護シートがついてたので最初からこれだけで良かったかもしれません。

無線LAN

家の無線LANルーターにうまく繋がらずに悩んでしたのですが、このページ http://ssmomonga.blogspot.jp/2011/12/galaxy-nexuswi-fi.html がビンゴでした。どうやら Galaxy Nexus は 1〜11 までのチャネルにしか接続できないようで、家のルーターのチャネルは13になっていました。ルーターの設定をいじって11固定にしたらあっけなく繋がりました。

Galaxy純正版のROMに入れ替え

自分は docomo とは契約していなくて MVNO の IIJmio 高速モバイル/D の SIM を使ってます。
Galaxy Nexus 単体でデータ通信する分には問題ないのですが、PC とつなげてテザリングしようとすると、うまくいきません。標準の ROM だとテザリングの時に自動的に docomo の APN に切り替わってしまうためらしいので、海外版の ROM に入れ替えます

参考にしたサイト:

なお ROM を入れ替えると端末の保証は無効になりますし、端末が二度と動かなくなる可能性もあるので自己責任でどうぞ。
あと、思い出しながら記憶を頼りに書いてるので嘘が書いてあるかもしれません。

事前に LinuxAndroid SDK をインストールしておきます。

ブートローダーのアンロック

一旦 Galaxy Nexus の電源を落とし、ボリュームボタン上下と電源ボタンを長押しすると、ブートローダー(ドロイド君が寝てお腹をあけている画面)になるので、そこで Linux 上から次のコマンドを入力します。

% fastboot oem unlock

Galaxy Nexus の画面が変わるので Yes を選択します。

バックアップ

http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=1357642 から recovery-clockwork-5.5.0.2-maguro.img をダウンロードしておきます。

先程と同様にブートローダーを起動した後、

% fastboot boot recovery-clockwork-5.5.0.2-maguro.img

これで ClockworkMod Recovery が起動するので、バックアップを実行します。adb でシェルを起動して radio のバックアップもしておきます。

% adb shell
# dd if=/dev/block/platform/omap/omap_hsmmc.0/by-name/radio of=/sdcard/SC04DOMKKD.img bs=1024

その後 Linux からバックアップファイルを取り出します。

% adb pull /sdcard/SC04DOMKKD.img
% adb pull /sdcard/clockworkmod/backup/ backup/
ClockworkMod Recovery のインストール

別にやらなくてもいいですけど、PCがなくても ClockworkMod Recovery を使えるようにインストールしておきます。

% fastboot flash recovery recovery-clockwork-5.5.0.2-maguro.img
Google純正ROMのインストール

Galaxy Nexus をブートローダー状態にしておきます。

https://developers.google.com/android/nexus/images から Galaxy Nexus "maguro" のイメージをダウンロードします(https://dl.google.com/dl/android/aosp/yakju-imm76i-factory-8001e72f.tgz)。

展開して flash-all.sh を実行します。中身は実質5行しかないので手で実行しても良いと思います。自分は Android SDK にパスが通ってなかったので、flash-all.sh を見ながら手で実行しました。

radioのインストール

radio を docomo の最新のものに入れ替えます。 http://www.mediafire.com/?zckn8a60o1bjo2j から radio-SC04DOMLA1.zip をダウンロードして radio-SC04DOMLA1.img を取り出し、次のようにしてインストールします。

% fastboot flash radio radio-SC04DOMLA1.img
root化

https://www.box.com/s/jvcf196j7x8f8vrc9cyt から su.zip をダウンロードして、Galaxy Nexus の /sdcard に push して、Recovery で起動します。

% adb push su.zip /sdcard
% adb reboot recovery

ClockworkMod Recovery を操作して su.zip をインストールします。
"install zip from sdcard" → "choose zip from sdcard"

日本語フォントのインストール

Google純正のROMに入っているフォントは漢字が中国っぽいフォントなので、日本語フォントに入れ替えます。

自分は最近は Migu フォント http://mix-mplus-ipa.sourceforge.jp/migu/ を使っています。migu-1m-regular.ttf を Galaxy Nexus の /system/fonts に DroidSansFallback.ttf という名前で置いておけばいいだけです。

% adb push /tmp/migu-1m-20111002/migu-1m-regular.ttf /sdcard/
% adb shell
shell@android:/ $ su
shell@android:/ # mount -o remount,rw /system
shell@android:/ # cd /system/fonts
shell@android:/system/fonts # mv DroidSansFallback.ttf DroidSansFallback.ttf.orig
shell@android:/system/fonts # cp /sdcard/migu-1m-regular.ttf DroidSansFallback.ttf

以上

とまあ大体こんな感じで Galaxy Nexus 使ってます。